お店をオープンさせてから1年が経った。
節目。
いつだってそうなのだけれど1年前に想像していた1年後の自分とはまったく異なる姿で私は今在るのであって、本当にたしかなのは今だけなのだと心底思うのだ。
今、私の周りにいるあの人もあの人もこの場所で出会った人だったり繋げてくれた人だったり。
1年前に彼らの顔を知らなかったことが不思議。
生きてゆくために逃げることや休むことは必要でその場所や方法はそれぞれだろうけれどこの場が、誰かのその一役を担えているなら。
この場に立ち寄ってくださった方々、案じてくださっている方々に感謝感謝。
あきらめるということは嫌なことを受け入れるということ。
私は強がって生きる。
会いたい人なんてそんなにいないけれど、お月さまの下に会いたい人がいるから私は生きていられる。生きていようと思える。
急速なスピードで歳を重ねてしまったような気がする。
人生には速度がある。
ひとつの速度だからこそ苦しくて悔しくて嫉妬して生きる。
冗談だと笑い飛ばしながら。