2011年5月20日金曜日

断捨離






今日、今年に入ってはじめて暑いと感じた。
太陽アレルギーのあたしにとっては少々しんどい季節になってまいりました。
今年も一生懸命日陰を渡り歩きたいと思います。



今日はヨガに行ったのですが、先生が今話題の『断捨離』について少し触れられました。
先生はこの本を読んで、着なくなった洋服をゴミ袋5袋分捨てたそうです。


断捨離とは(Wikipediaより)
断=入ってくる要らない物を断つ
捨=家にずっとある要らない物を捨てる
離=物への執着から離れる

あたしは18歳から引っ越しを繰り返しています。
最長2年ごとに転々。
数百メートルの引っ越しもありますが。


その度にたくさんのものを捨ててきました。
物質だけではなく、過去や人間関係も。
もちろん、それらはなくなるということではありません。
だから、それは断捨離でいう「離」になるのでしょう。
望んでいようがいまいがそうやってあたしは断捨離してきました。


なんとなく、わかってきたこと。
あたしは、たぶん一所に長くいられない性質なのだということ。
雑誌『AERA』で「家を持たない生き方」という特集が組まれていた。
それは震災などによって、家が被災した場合、住宅ローンだけが残ってしまうが、賃貸だとそういったリスクは少ないという内容だった。
あたしがこの先、結婚するのかどうかはわからないけれど家を持つということにまったく憧れがない。
そのリスクが怖いからというより、一生そこで生きていくと決めることが怖い。
それはどこかで家(この場合住居という意味だけではなくなるが)に縛られているという思いがぬぐえないからだろう。
生まれた場所で決まってしまうことがあるということを強く感じているからだろう。
ないものねだりなのはわかっている。自身の環境が恵まれていないと言っているのではない。
ただ、あたしはそういう場所に生まれ、育ったのだ。



人が一度に持てる荷物の重さは決まっている。
だったら、あたしはそんなに自分の持ち物なんていらない。身軽さのほうが重要だ。
その場にその時に抱きしめたいものがあるのに両手がふさがっていて、抱きしめられないのは悔しい。
時は流れる。物事も流れる。
あたしはいわゆる水商売しかしたことがないから(これからしようとしていることもそうだし)実感している。
でも、残るものは残る。
人は忘れるようにできていて、忘れることができないという障害をもつ人は本当に本当に苦しいらしい。
それでも忘れられないもの、忘れてはいけないと感じるものはきっと自分にとって本物なのだ。


吸収することはもちろん大事だ。
しかし、「断」だ。
すべてを吸収する必要などない。
持てる荷物は限られているのだもの。
たくさんの情報が錯綜するなかで自分が信じるものが真実だ。
たとえ、事実と違っていても自分がそれを信じるのだったらそれは真実だ。
知ったふり、わかったふりが一番怖い。
それを決して振り撒いてほしくない。
わかってあげよう。せめて理解しようとしてほしい。


少し話がそれてしまったが、見極める目というのが『断捨離』には必要だ。
すべて捨てていいわけじゃない。
すべて忘れていいわけじゃない。
すべて拒んでいいわけじゃない。


本当に大切なもの―それはきっとシンプルだ―を見つけるために『断捨離』を実践することは悪くないとあたしは思う。






6 件のコメント:

  1. おれは、太陽の下で走りまわってるから、慣れてるはずなんだが、急に25度を越えた時は辛った。
    しかし、1週間もすると平気になったけど、これが35度近くになると、いくらやっても慣れるということがないんだ。

    断捨離、ツイでやりとりしたことが、短時間に、こう言う形にまとめられたのは、ちょっと驚き。なかなか、やるもんだね!!
    そう、何でもかんでも捨てりゃあいいってもんでもない、見極める目は大切だよ。徐々にやっていけば、本当に大切なもの(物じゃない)は、自然とあぶり出されるはずだよ!!

    まいさんの写真、色の変化とともに、表情、ポーズも変化させてて、この前よりも、かなりいいと思うし、花の写真も、背景が暗いせいか、花の色が際立ってて、不思議な美しさ。

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  3. >PC_OTAさんへ



    そしてまた肌寒くなってしまいましたね。
    こういうときが1番体調崩しやすいので気をつけてくださいね。



    ありがとうございます。
    久しぶりにちょっと長めのブログにしてみましたw


    正しいものがなんなのかそれがこの胸にわかるまで~♪
    ですね。

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  4. >Biocerveauさんへ


    いえいえ、ご指摘ありがとうございます。
    そして再来ありがとうございます。


    本って重いから引っ越しでは苦労するんですよね・・・
    段ボールに詰め込めるだけ詰め込んで重さにびっくりという過ちを何度も繰り返してきました。


    そうなんですよねー。
    でもファンデーションなしで出歩けるような肌を私は持っていないので、ファンデーションをつけている時間を短くするという方法でがんばっていますw


    カフェはまだオープンしていないんですが、夏頃、三重県で始めます。
    Biocerveauさんはパリ在住なのかしら?
    日本にはよく来られるのかな?
    よかったら来ていただきたいですねー。
    本好きのBiocerveauさんを満足させられるかどうかわかりませんが、ブックカフェとして営業するつもりなんです。

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  6. >Biocerveauさんへ


    本は捨てられないですねぇ・・・むしろ拾いますしねぇ・・・


    最近、そういうこと怠ってますね^^;
    すっぴんサングラスで日焼け止めだけは塗って日傘で歩く日をまた作らなきゃなぁ・・・


    そうなんですか!!!
    ではぜひぜひお越しくださいね。
    諸々準備できたらお店の場所なども公開します。
    古本だらけですよ。

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