2011年4月2日土曜日
『オートフィクション』を読んだ。
今日が暖かいのか寒いのか昼なのか夜なのかそんなこともなんだかわからなくなるほどというか気にも留めぬほどに活字に溺れる。本日なかなか満足なり。
何冊か読んだのだが、とにかく金原ひとみの『オートフィクション』を読破。
すごく陳腐な表現なのだが主人公と自分がオーバーラップ。
主人公のように私も進んで傷ついている。
時にはまともに時には嘘をつき傷ついていく。
傷口をぐりぐりとナイフで自ら抉っていく。
まだ血が出るんだろ、おらおらとやめときゃいいのに抉っていく。
でも私はたぶん一生そうやって生きていくんだと思う。
何かを殺さない限り。
もうその覚悟だけはできてるんだぜ。ベイビー。
私はほんとちゃんと日本語がしゃべれていないのではないだろうかと悩むほどに日本人に思っていることが伝わらない。いや、外国人に伝わるというわけじゃないけど。
一応、日本語を話して、「アメスク育ち?」と聞かれるくらいの日本人にしてはデカいボディーランゲージで相手に伝えようとしているのだが、なんだかよく勘違いされる。
「あれ、私、そんな話してましたっけ?」と相手の反応にあたふたしていても、相手は涼しい顔をしているので私はそんなふうのことを相手に伝えてしまったのだろう。
そもそも話してそうなるならまだマシだ。
視線ひとつ、たたずまいひとつで私はよく人に勘違いされる。
大概、よくない方向で。
もうそんなんだから、コミュニケーションみたいなものは皮膚を通じるのが一番わかりやすくていいのだ。私みたいなものは。
それが1番信用できるのだ。
愛のないセックスはあっても、セックスのない愛なんて私には意味がない。信じられない。
欲情しているのを見ると安心するのだ。
だからはすっぱなふりをするのだ。そういう自分は好き。
愛を乞う女などに誰が欲情するというのだ。
得ることよりも捨てることのほうが生きてゆくためには必要なことが多い。
私は捨てて捨てて捨てられてきたけれど、口惜しくも惨めな優しさやら臆病さのために捨てられぬものがあり、今、ここにいるのだ。
だったら、もうそうやって生きるしかないのだ。
結局、私は人の手や視線や、とにかく人でしか自分の存在を実感できないのだ。
そうである以上、人と交わることをやめられないのだ。
やめた途端、私は自分が生きているのか死んでいるのかすらわからなくなるだろう。
自分の存在を確かめたいというのは愛されたいという欲望なのだろう。
私はそんなことを望んでしまう卑しい女なのだ。
「私の人生、冗談よ。」と言っていたらリン(主人公)もそう言っててどこでパクったとびっくりしたが、もうほんとそうなのです。
だからこれからもへらへらやさぐれて男たちを欲情させて生きていこうと思います。
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おれが思ったこと、感じたことを羅列してみる。
返信削除確かに、セックスのない愛なんて存在しないだろうし、愛を乞う女には、欲情しない。
欲情しているのを見て、愛されてると安心するのは、錯覚だろう。
優しさや臆病さのために捨てられないものがあるから、そうやって生きるしかない。そんなの自分に都合のいい思い込みだし、そんなことを言い訳にするなよ。
愛されたいという欲望を持つことが、なぜ、卑しい事なんだ、ごく当たり前のことだろう。
へらへらやさぐれてるふりしたって、ほんとは違うんだから、そんなことすんなよ。男をなめんなよ!
男達を欲情させるのはいいとして、自分はどうなんだよ?自分も欲情しないのか?欲情しないのであれば、単なるイジメだぞ。
おれの誤解や思い込みがあるかもしれない。気を悪くしないでほしい。
おれ、まいさんに、今は欲情していないと思うけど、もし、実際に逢ったら、欲情しちゃうんだろうな~。しかし、そういうのは、何か負けたような気がして、悔しいぜ。。。。
>PC_OTAさんへ
返信削除あたしの文章力のなさのせいでいくつかの誤解。
欲情しているのを見て、愛されてるとは思いません。
性欲処理だけだとしてでもあたしを必要としてくれているのだというだけの安心でしかないです。
そうやって生きるしかないというのは、「捨てられぬものがあり、今、ここにいる」ということ。
それを受け止めて生きるしかないということ。
捨てられぬものがあるということは、守るものがあるということだから。
あたしは無条件で無償の愛を与えられるような人になりたいと思うけれど、愛すれば愛するほど不安になるからいつしか愛されたいと願ってしまい、それをときに確かめたくなってしまう。
また、あたしのことを知ってもらいたいと思うのは愛されたいという気持ちから来るものだと思うのです。
それは私にとっては卑しいことだと思ってしまうんです。
あたしだって、恋をすればこの人とセックスをしたいと思うし、欲情しますよ、もちろんww
ということは相手にも欲情してもらわないと困るわけでそういう魅力は常にもっていないと、と思うのです。
PCオタさんを負かすためにもあたし、魅力的なオンナでいなきゃねww