無力です。本当に。

久しぶりに同い年の女子と会って、グータンする予定だったのに、地震。
友人宅であるマンション7階にいたけれど、コーヒーがぐらぐら、テレビがぐらぐら。
そこからずっと地震トークになってしまった。


テレビから流れる映像は、「日本沈没や」とつぶやく友人を笑えないほどにリアリティが感じられない、恐ろしすぎて。
同じ日本で起こったと思えない。
私はこんなにあたたかく安全な場所にいる。
テレビを見てなんだか申し訳なくなるくらいに。


結局震度１でしかなかった私がいた場所でも、ひとりでいなくてよかったねと言いあったほど。
この寒空の下、心も体もふるえながら、夜が明けるのを待つ人々を思うと痛い、心が痛い。
まだ連絡のとれない被災地に住む友人の安否も本当に本当に心配。


自然は怖い。
自然は怖い。
田舎に住む私は小さい頃から思ってきました。
その力の前で人間は本当にちっぽけです。
それでも、偽善でもなんでも人が人のために動く、言葉を発す姿には人目に怯える日々を過ごした私でもなんだか熱いものを感じます。


あれほど、地球は揺れたのに、月は今夜もきれいです。三日月。
月を眺める余裕など被災地の方にないかもしれないけれど。


友人の旦那は消防士。
遠く離れた地だけれど、お休みにも関わらず召集されていきました。
私は情報を欲す誰かに届けばとただただバトン役をしていただけ。


それでも、祈っています。
あなたの大切な人の無事が皆に早く届きますように。
あたたかい布団で眠れますように。
おいしいごはんが食べられますように。

こんなときでも友人のこどもは天使でした。
赤ちゃんには独特のパワーというかオーラみたいなものがあって、私のようなものは何か壊してしまいそうで汚してしまいそうで触れることも憚られる。


赤ちゃんたちもすやすや眠ること、できますように。