2011年5月3日火曜日

真夜中に見たそれは。





今日は法事というものでして、梯子でした。
田舎なので、なかなか大変ですが、と言いましてもあたしはへぇへぇはぁはぁ言うてきょろきょろしてただけのような気がするのですが、みなさんありがとうございます。




昨夜はアンドリュー・ピディングトン監督の『ジョン・レノンを撃った男』を見ました。
私は、ジョン・レノン、結構好きだからひどいヤツだって思う。
そして、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』をバイブルとするくらいに大大大好きな私はほんと、いい迷惑なんだって。
彼はみんなにこの小説を知ってもらう役目を全うしたと思っているけれど、「『ライ麦畑でつかまえて』が好き」って言ったら、危険人物扱いされるんだって、ほんと。


ただね、正義の反対は悪じゃないんだよね。
周りから見ると悪でも、本人は正義を貫いた結果なんだよね。
結局、自分が正しいと信じるものがそこだったんだよね。
それを、はなからバカにすることはできないし、したくない。
人の考え方とか生き方って、自分も含め、思いこみ。
否定するのはいや。
できるだけ、わかりたい。せめて理解はしたい。

だからね、わかる。
レノンを撃ってしまった彼の気持ちもわかる。

それでも、殺しちゃいけない。
それは、「自己責任」と言った彼もわかっていたんだろうけどね。


殺人を肯定することはできない。どんな理由があっても。
それでも、せずにはいられない人がいるのはわかる。


殺人、じゃなくてもね、周りが、時には自分自身も、「どうして?」って思うことをせずにはいられないことがあるんだと思う。
人には、それぞれ。


だから、やっぱりね、簡単にそういうことをバカにしちゃいけないと思うんだ。
わかろうとする努力はしたいと思うんだ。



『ライ麦畑でつかまえて』久しぶりに読もう。

2 件のコメント:

  1. 花の写真、キレイだ!

    うん、おれも、そういう風に思うけど、やっぱり心に悪魔を育てて、乗っ取られたらイカンよ。
    しかし、あなたって、人の心の動きに興味があって、人間が好きなんだなぁとつくづく感じる。

    返信削除
  2. >PC_OTAさんへ


    そうねぇ・・・人の身になって考えるってことが好きなだけだと思うよぉ。

    返信削除