2011年5月12日木曜日

最近見た映画。





最近見た映画をメモ程度に。



『いつか読書する日』緒方明監督。

人の人生を、そんな人生は悲しすぎるとか寂しすぎるとか簡単に言っちゃいけない。
その人の物差しを、その人の心を、その人の人生を、自分の価値観で決めてはいけない。
だけどね、それでもね、あたしはやっぱり愛したいし愛されたいよ。
隣で眠ってくれる人を求める夜がある。毎晩だなんてそんなこと言えないけれど。
あんな一夜を残されるとよけいにね、肌が覚えているだけさみしくなる。
それでも、一度も愛し合えなかったままよりずっとずっといいけどね。
このぬくもりを抱き締め、隙間風吹き込むその穴を、私は今夜も読書で埋める。



『フローズン・タイム』ショーン・エリス監督。

気恥かしくなるほどのロマンチストというかオナニストww
でも、素直。そういう目線で男は女を見ているのだなという再認識。
女としても、「やっべ。バレてる」という部分あり。
でも、おっぱいで、キスで、狂って救われて男と女ってやはりおもしろい。
私だって、私の美をわかってくれる人といっしょにいたいって、そう思うわ。



『バッファロー’66』ヴィンセント・ギャロ監督。

完全にギャロにハマりました!!!
監督、脚本、主演、音楽すべてギャロ。
ヤバい何これすごい好き!!!
好きな映画ランキングが動きました。
不器用で純粋でダメで優しくて包まれるあたたかさ。
死しか考えていなかった男が、命を知った夜。セカイを変えた夜。
乱暴な出会いがすべてに変わる。
わかってくれる人がいる。抱き締めてくれる人がいる。だから生きる。




『ブラウン・バニー』ヴィンセント・ギャロ監督。

こちらも監督、脚本、主演、音楽すべてギャロ。
最初の1時間、映像のかっこよさと自身の男前さで、もたせます。
『バッファロー’66』の前に見たのでミスったか、まぁ映像はよかったかと思っていたら、最後にヤラれます。
今までの映像が再び走馬灯のように流れ、あぁあぁそうだったのかそうだったのかと涙・・・
バカ悲しくてたまらない。人の命は脆い。
そうやって、簡単にときに不運に不注意に大切な何かを人は失う。
たまらないものを乱暴に惨めに慰め癒し、人はまた誰かを愛すのだ。
まさにロードムービー。
元カノとの共演も見もの。ここまでやらせるのはすごい。
絶対、彼はまた彼女に恋していたに違いない。


ウィキ見たらギャロは小津安二郎のファンらしい。
それを知って納得。ますます好きになった。

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